河出書房新社
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飯塚 容 (イイヅカ ユトリ)
1954年生まれ。中央大学文学部教授。訳書に、余華『活きる』『死者たちの七日間』、高行健『霊山』『ある男の聖書』、蘇童『河・岸』、畢飛宇『ブラインド・マッサージ』など。
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外国文学
中国のはなし ――田舎町で聞いたこと
閻 連科 著 飯塚 容 訳
息子は父に、父は母に、母は息子に殺意を抱く、経済的成長とは裏腹に、欲と金にとらわれていく人びと。作家を前にした三人の告白から浮かびあがる真実とは。中国の暗部をえぐる傑作長篇。
定価3,245円(本体2,950円)
○在庫あり
心経
五大宗教研修センターで学ぶ純真無垢な若い尼僧が、恋やお金に翻弄されながら世の真実を知る。老子や菩薩も登場するまったく新しい宗教小説。ノーベル賞候補と目される発禁作家の新境地。
定価3,960円(本体3,600円)
ノンフィクション
武漢日記 封鎖下60日の魂の記録
方方 著 飯塚 容/渡辺 新一 訳
新型コロナウイルス蔓延により、突如強行された1100万人都市の封鎖。親しい人が次々と死んでいく……その渦中で女性作家が克明に記録し、全世界が注目した“真実”のドキュメント。
定価1,760円(本体1,600円)
文庫・新書
ほんとうの中国の話をしよう
余 華 著 飯塚 容 訳
最も過激な中国作家が十のキーワードで読み解く体験的中国論。毛沢東、文化大革命、天安門事件から、魯迅、格差、コピー品まで。国内発禁! 三十年の激動が冷静に綴られたエッセイ集。
定価1,012円(本体920円)
政治・経済・社会
中国では書けない中国の話
現代中国を代表する作家が、『ニューヨーク・タイムズ』など海外メディアに発表した社会批評を集成。中国社会やネット空間のリアルを知りたい人に最適の1冊。日本オリジナル編集。
×品切・重版未定
父を想う ある中国作家の自省と回想
中国の黄色い大地で、家族のために働き抜いた父や伯父たち。厳しくも慈愛溢れる彼らの生き様は古き良き中国を体現していた。文革、貧困、戦争……ノーベル賞候補作家による感動のエッセイ。
定価2,420円(本体2,200円)
死者たちの七日間
事故で亡くなった一人の男が、住宅の強制立ち退き、嬰児の死体遺棄など、社会の暗部に直面しながら、自らの人生の意味を知ることになる。『兄弟』の著者による透明で哀切で心洗われる傑作。
定価2,530円(本体2,300円)
血を売る男
貧しい一家を支えるため、売血で金を稼ぐ男が遭遇する理不尽な出来事の数々。『兄弟』『ほんとうの中国の話をしよう』など、現代中国社会の矛盾を鋭くえぐる著者による笑いと涙の一代記。
定価2,640円(本体2,400円)
最も過激な中国人作家が、「人民」「領袖」「草の根」など、10のキーワードで綴った体験的中国論。文革から天安門事件を経て現在に至る中国社会の悲喜劇をユーモラスに描いたエッセイ。