それは東京の「下半身」/大都市を下支えする〈言葉なき地方〉。
閉塞をしなやかに生きるこの路線から、この国の「明日」を考える。
ノンフィクション社会学が描く、都市−地方論の新地平!
単行本 46 ● 296ページ
ISBN:978-4-309-24694-9 ● Cコード:0036
発売日:2015.03.26
定価2,200円(本体2,000円)
×品切・重版未定
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東京の〈下半身〉を見よ!――大都市を下支えする〈言葉なき地方〉が下り坂をしたたかに生きる姿から、この国の「明日」を考える。ノンフィクション社会学が描く都市-地方論の新地平。
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序章 寡黙で優秀な東京の「下半身」──五十嵐泰正
第1章 上野駅
「北の玄関口」のこれから──五十嵐泰正
[コラム]南千住駅
再編される山谷の“空間と社会”──稲田七海
第2章 柏駅
とあるベッドタウンが経験した協働──五十嵐泰正
[コラム]茨城県
知られざる農業大国──安藤光義
第3章 水戸駅
新しい地域文化としてのサブカルチャーの形成──大山昌彦
[コラム]水戸駅
「歴史アイデンティティ」と外部からの視線──沼田誠
[コラム]日立駅
企業城下町の今と明日──帯刀治
第4章 泉駅
取り戻すべきコモディティの誇り──小松理虔
[コラム]いわき駅
上野から仙台 連帯する常磐ラッパー──小松理虔
第5章 内郷駅
回転櫓はなぜ回るのか──開沼博
第6章 富岡駅
途切れた路線の先の物語──開沼博
終章 「語られなかったもの」が示すもの──開沼博
著者
五十嵐 泰正 (イガラシ ヤスマサ)
1974年生まれ、筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授(都市社会学・国際移動論)、ストリートブレイカーズ代表。共著に『みんなで決めた「安心」のかたち』(亜紀書房)など。
開沼 博 (カイヌマ ヒロシ)
1984年生まれ、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(社会学)。著書に『漂泊される社会』(ダイヤモンド社)、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)など。
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